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「ひぐらしのなく頃に」的白川郷案内。
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以前のブログで掲載していた中から
「ひぐらしのなく頃に」の舞台巡りをしていた部分のみ切り出して再掲載してみました。


タイトルの凡例
■…原作にある場所
□…原作にない場所
☆…原作にある場所(夜間)

【 → 目次はこちらから 】

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白川郷

あれから結局、
8月26~27日にかけて白川郷に行っちゃいました。

名古屋市民という私の身分を考えてみれば、
直通の高速バスが往復7000円、
一泊宿泊したところでおよそ9000円、
お一人様、締めて合計2万円もあれば予算は十分。
自宅を出発してから4時間強=たったの15,000秒で
十二分に堪能できる観光地だったのです。

そんなわけでかれこれ3年以上は旅行に行ったりしてないし、
こういう機会でもないと、これから先も当分旅行に行きそうにないので、
さっそく有給をもらい親孝行も兼ねた上でLet's enjoy !!

いやはや、「ひぐらし」を差し引いても、
日本の原風景にあふれた実にのんびりとした良い所でした。
空気は澄んでいて美味しいし、たびたび吹く風は気持ち良い。
村内あちこちにある水田や水場が涼しさを眼で見て取れるし、
合掌造りの家々と盆地を囲む山々の緑が実に印象的で、
自然と心が穏やかになっていきました。

ただ、日中、特に10時~15時頃は観光客でごった返していて、
いまひとつ話になりませんけどネ。
夕方~夜と早朝~朝にかけての時間とは似ても似つかない風情だったので、
時間と予算が許すのならば、宿泊するのが絶対にオススメですね。



そんなわけで何番ぜんじになるのかは分かりませんが、
鬼の字ならぬ富の字を引き継いでいる者として、
しばらくは「ひぐらし」ロケ地案内を含む白川郷散策ブログとなりそうです。
靴

観光案内に入る前に・・・・・・。

社会人になってから革靴を履く機会はあっても、
逆にスニーカーを履くような機会はあまりなくなっていました。
自宅近辺をウロウロするときは、季節を問わずサンダルばかりだしネ。
そういうわけで、小旅行の為にスニーカーを新調しました。
底のクッションが柔らかいので足に負担がかかりにくいし、
チャックが付いていて靴の着脱も楽々、モスグリーンの色も気に入ってます。

白川郷・荻町集落は基本的には平坦だけど、
展望台方面には長い長い坂があるし、
道の駅方面まで歩いていこうとすれば結構な距離があります。
どちらにしても基本は徒歩移動ばかりですから、
やはり歩きやすくて疲れにくい靴をチョイスしたいところですネ。
デジカメ
今回の旅行で大活躍したデジカメです。
もっとも色はピンクじゃなくて水色ですが・・・・・・。

最初は10年前のウルトラクイズ復活の為に用意しようと買った
50万画素のフジフィルム製のデジカメを持っていこうと思ってました。
しかしそのデジカメの記録メディアはスマートメディアで、
以前はフラッシュパスなるモノでFDD経由でデータ取り込みしてたのだけれど、
今現在使っているノートPCには残念ながらFDDが無い。
じゃあスマートメディアのPCカードリーダーでも買おうかとネットで色々と調べてみたら、
既にスマートメディア自体が廃れていた事実を知る。(´・ω・`)

ナルホドくん、発想を逆転させるのよ!……とばかりに
じゃあデジカメを新しく買っちゃえば良いんじゃね?と、
新聞の折込チラシの束から電化製品店の安売りセールの広告を見つけて、
その目玉商品数点の中から、価格.comの口コミなども吟味して選んだのが
冒頭に紹介したカシオのEX-Z80(ブルー)。
2GBのSDカード込みで約2万円のお買い物となりました。

以前に使っていたデジカメよりもだいぶ安いのに、
高画質だし、小さいし、軽いし、バッテリのモチも断然長くなってるし、
PC関連の性能の日進月歩には改めて驚かされます。


陸の孤島のような白川郷へのアクセスですが、
私はマイカーが無いので公共交通機関に頼るしかありません。

そこで今回利用したのは
名古屋の名鉄バスセンター3F7番乗り場から出発する、高速バス・白川郷線です。
名古屋(9:00発)→白川郷(11:48着),白川郷(15:35発)→名古屋(18:31着)
※1日1便、4~11月限定の季節便。片道3500円。

ちなみに、HP上では予約が必要などと書かれていますが、
実際には当日に空席さえ残っていれば普通に乗れるみたいです。
私はしっかり予約を入れて事前に切符を購入しましたが、
予約をせずにその場で乗車してる人の方が多いようです。

▼ 岐阜乗合自動車株式会社/高速八幡名古屋線・白川郷線

そういうわけで仮にこのプランで日帰りを予定すると
約3時間ほどしか自由時間がありません。
荻町集落をくまなく見て回ろうとすれば
3時間なんてあっという間に過ぎてしまいますので
出来れば合掌造りの民宿にて宿泊をしたいところです。
白川郷観光協会のHPに宿泊施設の一覧が掲載されているので、
その中から気に入った旅館や民宿に電話をかけましょう。
ただし白川郷の夜は早いので21時以降に電話をするのは控えた方が無難です。

▼ 白川郷観光協会
白川郷を普通に観光するだけなのであれば、
準備編3までで全て完了でしょうが、
雛見沢としての観光もするつもりならば、
各場面のモデルになった場所も予習しておいた方がよろしいでしょう。
あえて自力で探し出すというのも面白いとは思いますが、
時間という制約がある以上は予習しておかないと回りきれません。
ネットでもいろいろと紹介されてますが、
次に紹介する2つのページがオススメです。

▼ 雛見沢観光案内地図

▼ ひぐらしのなく頃に聖地巡礼


さてさて、準備編という前置きが長くなってしまいましたが、
次回からは白川郷&雛見沢旅行の足跡を振り返りたいなと思います。


名鉄バスセンターを出発したバスに揺られて約2時間後の10時50分頃。
最初の撮影ポイントは東海北陸自動車道/荘川ICの料金所を出た直後の左側(東側)。

・・・・・・ですが、バスに乗車しながらの撮影は困難を極めます。
正直これだ!という撮影ポイントがよく分かりませんし、
シャッターチャンス自体が限られています。
デジカメの連続シャッター機能を使ってもみましたがズレています。

ゲーム内で使われていた画像は
↑の写真のもっと左側(料金所側)から撮影されている模様です。
幸い荘川ICの交通量は少ないようなので、
自家用車で訪れるのであればノロノロ運転で探しながら撮影できそうな感じです。



ちなみに私はゲームと完全に同一のアングルの写真を
凝りに凝って撮りたい気はそれほどありません。
準備編4で紹介したHPなどでいくらでも拝借できますしネ。


荘川ICを降り、桜の郷荘川と牧戸の停留所を通過して
ほどなく左側(西側)に見えてくるのが雛見沢分校。
建物自体は左側前方をずっと見ていればはっきりと分かりますね。
バスはあっという間に駆け抜けてしまうので
これまたシャッターチャンスは限られています。

この近くには分校のほかに雛見沢分譲地と鬼ヶ淵沼がありますが、
バス組は諦めるしかありません・・・・・・。


雛見沢分校(営林署)裏手にある赤いつり橋。
崇殺し編で沙都子が圭一を突き落とす場面が印象深い場所ですネ。
バスの車窓からはそのつり橋の存在を認めることはできます。
もっと近寄ってじっくり見られないのが残念です・・・・・・。


雛見沢分校を通過して最初に渡る白い鉄橋、岩瀬橋。
水面に映る雲が印象的な眺めでした。

水面までの高さは結構な高さがあるようです。
先のつり橋と高さは変わらないでしょうから、
崇殺し編で突き落とされた圭一が廃棄された車の座席の上に落ちたとはいえ、
実際にこの高さから落ちたら絶対に死んでそうです・・・・・・。

ちなみにこの橋を渡り、さらにさらに北上すると、
右手側(東側)にダム完成記念碑が見えてきます。
南北に二つほど並んでるようですが、
その南側の方がゲーム内のダム戦争勝利記念碑として使われている模様です。
一瞬で通りすぎたのでチラッとしか見えませんでしたが。(´・ω・`)


トンネル地帯にあります。
その一瞬の間に唯一見覚えのある建造物が見えたのがコレ。
ここは自家用車で来ないとどうにもなりませんね。
ゲーム内で頻繁に登場するダム建設現場の立ち入り禁止門は
是非とも見てみたかったんですが道路沿いにはありませんでした。

ただ、このポイントのかなり前にある
雛見沢観光名所として登場する御母衣第二発電所前の門だけは
しっかりと確認することができましたので、そちらで我慢です。
そっちは道路がカーブしている場所の為に
必然的に速度が落ちるので走行中の撮影も簡単かもしれませんね。


北側から南側の方を見据えた御母衣ダムです。
真正面にある灰色の壁状に見えるのがソレです。
この向かって左上の方にあるのが
罪滅し編で登場する表題のシーンだそうですが、
雰囲気くらいは掴めるかな?かな?

それはともかくとして、
かなり壮観な景色の場所なので、その迫力は存分に伝わってきました。


そんなこんなで県道156号線を荘川ICからひたすら北上し続けると
白川郷のバス停のあるせせらぎ公園に到着します。
ここは村一番の大きな駐車場の為、
観光バスも含めてたくさんの車が行き交いしていました。
だから当然の如くそれに比例するように人でごった返しています。



このバス停から北側の方を振り向くと・・・・・・

seseragi_park2.jpg

右手奥の方に階段が見え、東方向へと道が続いています。
荻町集落はもう目の前だ!


せせらぎ公園と荻町合掌集落を分断する庄川に架かる橋です。
足元はしっかりとしたアスファルト?で固められていますが、
長さがなんと100m以上あるらしいので、揺れを感じます。

deai02.jpg

荻町集落に入っていく上での最初に開けた地形になっているから
空の広々とした青さ、山々の緑や涼しげな川の流れが目に飛び込んできて
この橋からの眺めは良かったですねぇ。

deai03.jpg

ちなみにこの上流側(南側)から臨める写真中央辺りの場所から
下流側の方を向くと綿流しの沢の場面に遭遇できます。
川辺の石はかなり大きな石ばかりで足場は悪そうな感じだったので
わざわざ下へは下りませんでしたが、
観光客の中には川で裸足になって涼んでいた人もいました。

下流側の方が若干歩きやすいかもなのですよ。


であい橋を渡り鳥居をくぐって十字路まで進むと
左手前方(北東方向)に一茶という民宿が見えてきます。

今回の旅行の宿泊先として選んだお宿です。
正午前というチェックインには早すぎる時刻に到着しましたが、
一泊する予定のそれなりに重い荷物を預かっていただきました。

バス乗り場に一番近い場所にあり利便性がとても良いので、
今回の旅の荷物保管所として翌日の帰りのバスの時間までフル活用。
とてもお世話になりました。(ノω`)



さてこの十字路を南北に貫く道は、西通りと呼ばれています。
荻町集落にはその中央部を南北に貫くメインストリート、
その東側を並行に走る道を東通りがありまして、
この道は西側に並行する道というわけですね。

次はこの十字路を左折して北上していきます。


西通りを北上して本覚寺を通り過ぎたところで後ろを振り返ると
ひぐらし本編で目にする機会が多いこの場所に遭遇します。
天然記念物の桜の木があります・・・・・・雪解けの春に眺めてみたいですなぁ。


本覚寺を通過すると右手前方(北東方向)に、
ちょっと大き目の小屋が建っていて仏像が祭ってあります。
写真右側にはちょっと怖い感じに彫った木彫りの動物?っぽいのもありました。

この小屋に隣接しているお宅で
鍼治療を営んでみえるご主人の趣味が木彫りだそうで、
こういった味のあるものを数点見ることができました。

meisyo02.jpg

そのお宅というのがこの写真左側のお宅でして、
ひぐらしでは雛見沢名所のひとつとして登場してたりします。

お向かいさんの民宿・孫右ェ門の敷地の方から、
孫右ェ門の玄関先にある建物を入れつつこの建物を見るようなアングルにすると、
ひぐらし礼に登場する古手本家としても登場してくるようです。


雛見沢商店街のモデルとなった針治療のお宅から
西側に伸びる砂利道を進むと右手(北西方向)に孫右ェ門という民宿が見えます。
この孫右ェ門の縁側が園崎本家廊下として使われているみたいですね。

↑の写真を手前とは逆方向の奥側から見れば、↓のゲーム画面になりますね。

magoemonyoko2.jpg

こんな画面を撮るには孫右ェ門に泊まるしかないわけでして・・・・・・。
最初にここに宿泊予約を入れようとしてましたが生憎満室でした。(゜∀゜)


孫右ェ門の脇道を歩いていると
水場で冷やされていたスイカを発見しました。
この辺りは別に井戸は無さそうなので井戸水で冷やすことはなさそうですが、
このような冷蔵庫を使わない冷やし方ってなんか良いですよねぇ。
このスイカは孫右ェ門の宿泊客にでも振舞われたんでしょうか?
・・・・・・とても美味しそうに見えました。


さらに脇道を進んでいくと庄川が見えてきて、
通行禁止になった赤いつり橋と
同じく通行禁止らしい庄川東沿いの小道にと続く階段があります。
つり橋の方はともかく、庄川東沿いの小道はぶらついてみたかったので残念。
白川郷観光協会の配布している地図にはしっかりとこの道が描かれていたのになぁ。

まぁ、ともかく。
この場所で後ろを振り返って見える孫右ェ門裏手の場所が
雛見沢奥地にある廃村・高津戸の風景なのでした。


ふたたび西通りへと戻り北上、孫右ェ門の正面にまで戻ってきました。
この民宿の玄関先が園崎本家玄関の素材として使われています。

玄関のほかにも、園崎本家廊下やら罪滅し編で登場した料亭やら
民宿の様々な場所がゲーム中に使われているそうですが、
こればかりは宿泊できないと見ることすら叶わないですねぇ・・・・・・。


孫右ェ門を通り過ぎると左手前方に、民宿のよきちが見えます。

ひぐらしの下校で圭一が魅音と分かれる場所でもあります。
このままだと魅音視点の圭一との分かれ道になっちゃいますので、
もう少しだけ進んで振り返りましょう。

wakaremichi.jpg

ひぐらしでよく目にする場所のひとつになりましたね。
そういうわけで真正面に見える家が孫右ェ門、
右側に見える家が民宿よきちとなります。


魅音との分かれ道の北側にたたずむ民宿よきち。
園崎本家は白川郷のあちらこちらの場所をかき集めて構成されているようですが、
この民宿よきちの西通りに面した場所が園崎本家外観のモデルになってます。

西通りにはひぐらし名所がホントに密集してますねぇ。


右カーブしている西通りを進んでいくと、
上記写真の左側の道から出てくる形になりまして、
荻町を南北に走っているメインストリートに出てきます。
朝夕はご覧の通り静かな所ですが、
昼間は一転して人通り、車通りの激しいところになりますので、
白いワゴンなどに引かれてしまわないように気をつけましょう。

次はここをさらに北上していきます。


西通りとメインストリートの合流地点から北上していくと、
北東方向に土産物屋さんのめめんこが見えてきます。
その南を東に伸びている小道に入りちょっとだけ進むとこの場所に着きます。

祟殺し編で圭一と沙都子が一緒に帰るシーンなどで
よく登場する場所ですね。
写真中央の家に小さな黒い看板が見えますが、
「←和田家」と書いてありますので、そちらへ進みます。
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